2017/11/01
FX取引を行うときは、初心者でも上級でも必ず取引口座が必要になります。
しかし、初心者の場合は上級者の場合と比べて口座を開設する会社を慎重に選ばなければなりません。
なぜなら、初心者は自分の取引スタイルが確立できておらず、どのFX会社に取引口座を開設するべきかが判断できないからです。
自分のスタイルに合わせて会社を選ぶことは簡単ではありません。
FX会社が提供している取引口座は、会社によって特徴があります。
それぞれの特徴を比較し、自分の取引スタイルに合っている会社に開設することが成功の第一歩です。
初心者は短期売買がおすすめ
まず、初心者の取引スタイルとして多いのが短期売買です。
日計り取引とも呼ばれるデイトレードや、デイトレードよりも短期の時間軸で売買を繰り返すスキャルピングなど、
売買回数が多くなるスタイルの場合は、スプレッドに注目しましょう。
スプレッドとは売り価格と買い価格の差額のことで、通貨ペアによって異なります。
例えば、ドル円の取引をしようと考えていて、実際にトレーディングソフトウェアを立ち上げるとBidとAskという二つの価格が表示されていて、
多少の差があることに気付くはずです。Bidが売り注文を入れるときの価格で、Askが買い注文を入れるときの価格です。
この際の多少の差がスプレッドであり、このスプレッドがあるために売り注文を入れて約定した直後に買い注文を入れてポジションを決済したとしても
損失が生じることになります。そのため、スプレッドが低い会社を選ぶことが大切です。
また、約定能力の高さも重要な比較ポイントです。
約定能力が低いと、注文を入れてもすぐに処理されず一拍おいてから約定することになります。
その間にも為替レートは動き続けており、急激な動きがあると注文をキャンセルされることもあり得るのです。
取引回数が多いほどこの約定を待たされる時間がストレスになり、さらに自分が狙った価格で約定できないことが取引戦略を乱すことになるので、
約定能力を確かめることが必要です。
いきなりは危険!デモトレードを活用する
では、どうやって確かめるのかというと、FX会社が提供しているデモトレードを試します。
デモトレードは実際の通貨レートを使って取引の練習を行えるサービスです。
あくまでデモであるため実際のスプレッドや約定能力とは異なることもありますが、おおよその傾向を掴むことは可能です。
複数の会社のデモトレードを試し、スプレッドが狭く約定しやすい会社に口座を開設することがおすすめです。